万獣こわい ― 2014年05月01日 21:23
ようやく、大阪に「万獣こわい」がやってきた。
ねずみの三銃士。宮藤官九郎の脚本で、演出が河原雅彦で、池田成志、古田新太、生瀬勝久。そして小松和重の客演。
面白くないわけがない。
本当に怖いらしいので、どれだけ怖いのか待ち続けていたわけだが、
結論から言うと、本当に怖かった。
エロとグロが基本だけど、今回は夏帆ちゃんが入っているのか、エロは控えめ。グロも、R14ぐらいのレベル。
でも、お話は怖かった。
ねずみの三銃士は、ねずみ年に、たまたま34歳の役者が意気投合したのが、名前の由来と思っていたが、全く違うらしい。
でもこの面白い、怖いお芝居を5年後にしてくれるらしくて、それは楽しみだ。
ただ、このお行儀の悪い観客に、また出会うのかと思うと、これが一番怖い。
おしゃべりや紙袋を探るカサコソという音もやめてほしいが、今回は隣の席の女性が、届いたメールを見だしたので、さすがにそれはないだろうと、肘で突いてやった。
自分の存在を認めてもらおうと、開演前からやたら大声を出してテンションを勝手にあげるような人だから、さびしい人だと思うが、そこまでふざけなくても良いのに。
私が観た回は大阪初日で、舞台と客席とで互いに反応を様子見、みたいなところがあったけど、それでこれだから、楽日の客席は大変だと思う。特に、笑いたくて行く客が多いと思うので、さあ、どれだけ押さえるか、力のある役者たちだから、大丈夫とは思うけど。
15分の休憩こみの2時間半。
ねずみの三銃士。宮藤官九郎の脚本で、演出が河原雅彦で、池田成志、古田新太、生瀬勝久。そして小松和重の客演。
面白くないわけがない。
本当に怖いらしいので、どれだけ怖いのか待ち続けていたわけだが、
結論から言うと、本当に怖かった。
エロとグロが基本だけど、今回は夏帆ちゃんが入っているのか、エロは控えめ。グロも、R14ぐらいのレベル。
でも、お話は怖かった。
ねずみの三銃士は、ねずみ年に、たまたま34歳の役者が意気投合したのが、名前の由来と思っていたが、全く違うらしい。
でもこの面白い、怖いお芝居を5年後にしてくれるらしくて、それは楽しみだ。
ただ、このお行儀の悪い観客に、また出会うのかと思うと、これが一番怖い。
おしゃべりや紙袋を探るカサコソという音もやめてほしいが、今回は隣の席の女性が、届いたメールを見だしたので、さすがにそれはないだろうと、肘で突いてやった。
自分の存在を認めてもらおうと、開演前からやたら大声を出してテンションを勝手にあげるような人だから、さびしい人だと思うが、そこまでふざけなくても良いのに。
私が観た回は大阪初日で、舞台と客席とで互いに反応を様子見、みたいなところがあったけど、それでこれだから、楽日の客席は大変だと思う。特に、笑いたくて行く客が多いと思うので、さあ、どれだけ押さえるか、力のある役者たちだから、大丈夫とは思うけど。
15分の休憩こみの2時間半。
その場しのぎの男たち ― 2014年04月30日 12:48
西宮の兵庫県立芸術文化センターで、東京ボードビルショーの伝説?の舞台を見た。
本公演では伊東四朗の役を、西宮では山本龍二が演じた。
それはともかく、29日という祭日に二公演をしたけれど、開園時間が11時と午後4時と(私は11時開演を見た)まるで歌舞伎みたいなスケジュール。しかも、西宮滞在時間は一日だけなので、朝に運びいれて、夕方には持ち出すという、どう考えてもハードな時間設定の中での公演。
お気の毒よねえ。
というのも、大阪にこのお芝居に合った劇場があれば、夜二回公演もできたと思うけど、西宮で平日の夜公演は、観客動員を考えると、ちょっと無謀かもしれない。それよりも、祝日に二回ぶち込んだほうが、というは正しい判断だと思う。
それも客層を見ると、その判断は正しかったのではないか。
元々兵庫県立芸術文化会館は、「チケットを売り切る劇場」として、定評はあるが、総じて客の年齢層は高い。今回はそれに輪をかけて高く感じた。
まあ、佐藤B作と同世代と考えると、当然だと思う。
だから、少々朝早くても、ちゃあんと客が集まると思う。
ただし、テンションは低い。反応は良いのだが、どっかーんと、笑いが起きることはない。
でも、それも悪くないのが、この芝居の力であろう。
ドタバタ劇でありながら、お話の流れがスムーズなので違和感もなく、ちゃあんとまとまって、よくわかるお芝居なので、不満は残らない。
一緒にこの人たちと生きてきたんだという感慨が残るので、幸福感すら感じる。
劇団創世期、昭和で言えば50年代、大阪では島之内劇場を中心に、ミナミでの公演がいい思い出として残っているとB作談。
あのころはよかったなあと思いつつ、若い劇団が活躍できる場所が大阪市内にもっとあればと、つよぉく思いながら、終演後、ビアホールで、文化に造詣のない大阪市のふがいなさをぼやき倒した、昭和の日であった。
測って作ったかのように、2時間の上演時間。
本公演では伊東四朗の役を、西宮では山本龍二が演じた。
それはともかく、29日という祭日に二公演をしたけれど、開園時間が11時と午後4時と(私は11時開演を見た)まるで歌舞伎みたいなスケジュール。しかも、西宮滞在時間は一日だけなので、朝に運びいれて、夕方には持ち出すという、どう考えてもハードな時間設定の中での公演。
お気の毒よねえ。
というのも、大阪にこのお芝居に合った劇場があれば、夜二回公演もできたと思うけど、西宮で平日の夜公演は、観客動員を考えると、ちょっと無謀かもしれない。それよりも、祝日に二回ぶち込んだほうが、というは正しい判断だと思う。
それも客層を見ると、その判断は正しかったのではないか。
元々兵庫県立芸術文化会館は、「チケットを売り切る劇場」として、定評はあるが、総じて客の年齢層は高い。今回はそれに輪をかけて高く感じた。
まあ、佐藤B作と同世代と考えると、当然だと思う。
だから、少々朝早くても、ちゃあんと客が集まると思う。
ただし、テンションは低い。反応は良いのだが、どっかーんと、笑いが起きることはない。
でも、それも悪くないのが、この芝居の力であろう。
ドタバタ劇でありながら、お話の流れがスムーズなので違和感もなく、ちゃあんとまとまって、よくわかるお芝居なので、不満は残らない。
一緒にこの人たちと生きてきたんだという感慨が残るので、幸福感すら感じる。
劇団創世期、昭和で言えば50年代、大阪では島之内劇場を中心に、ミナミでの公演がいい思い出として残っているとB作談。
あのころはよかったなあと思いつつ、若い劇団が活躍できる場所が大阪市内にもっとあればと、つよぉく思いながら、終演後、ビアホールで、文化に造詣のない大阪市のふがいなさをぼやき倒した、昭和の日であった。
測って作ったかのように、2時間の上演時間。
マイムの時間2 ― 2014年04月21日 12:15
いいむろなおき「マイムの時間2」を観てきた。
いつも仕事でお世話になっているので、義理といえば義理だが、仕事では学校の教室や、集会所のようなところで、マイムのエッセンスだけを見せてもらっているので、大舞台でのマイムは楽しみである。
いやぁ、すごいですねえ。
うまいなあ。
基本の動作はもちろん、ビデオで言えば巻き戻しのような複雑な動きも、ちょっと難し気な早い動作も、キレがいい。
空の舞台で、体一つで表現するので、洗面台の前、満員電車の中、駅のホームとか、どこへでも瞬間移動ができる、というのを観客にわからせるというのがすごい。
なので、観るほうは楽だ。
最後にはマイムの体験もあって、これで、2000円。安い!
満員の劇場には小学生も多く、家族で楽しむという、明るい雰囲気が漂っていた。
私の席の真ん前は、女性、おばあちゃんと孫かな。4歳か5歳くらいの子どもを連れてきていたが、その女性がいちいち子どもに説明するので、「静かに!」と言ってしまった。
子どもが座席から立ち上がったり、手を伸ばしたりするので、それも注意したかったが、いいむろさんは普段から、自由にさせておくのが、という人なので、そこはそのまま放っておいた。
あんたが泣かされんですんだのはいいむろさんのおかげやで。
いつも仕事でお世話になっているので、義理といえば義理だが、仕事では学校の教室や、集会所のようなところで、マイムのエッセンスだけを見せてもらっているので、大舞台でのマイムは楽しみである。
いやぁ、すごいですねえ。
うまいなあ。
基本の動作はもちろん、ビデオで言えば巻き戻しのような複雑な動きも、ちょっと難し気な早い動作も、キレがいい。
空の舞台で、体一つで表現するので、洗面台の前、満員電車の中、駅のホームとか、どこへでも瞬間移動ができる、というのを観客にわからせるというのがすごい。
なので、観るほうは楽だ。
最後にはマイムの体験もあって、これで、2000円。安い!
満員の劇場には小学生も多く、家族で楽しむという、明るい雰囲気が漂っていた。
私の席の真ん前は、女性、おばあちゃんと孫かな。4歳か5歳くらいの子どもを連れてきていたが、その女性がいちいち子どもに説明するので、「静かに!」と言ってしまった。
子どもが座席から立ち上がったり、手を伸ばしたりするので、それも注意したかったが、いいむろさんは普段から、自由にさせておくのが、という人なので、そこはそのまま放っておいた。
あんたが泣かされんですんだのはいいむろさんのおかげやで。
ゴドーは待たれながら ― 2013年04月26日 08:26
大阪ABCホールでの、大倉孝二の一人芝居。
ゴドーを待っている人がいる。
では、その時、待たれているゴドーの気持ちはどうなんだろう。
という、お芝居。
不条理劇を現実に戻そうとするのか、舞台上ではかなりリアル。
そこのところは一人芝居を延々と二時間にわたって演じきった大倉孝二の力によると思う。
劇場は、「えっ」と思うほど、地味な演目にして満席。追加公演もするくらいだ。
瀬戸朝香とテレビでドラマをしていた、そんな大倉の認知度なのか、あるいはケラ人気なのか。
どんな役でも律儀にこなす、大倉孝二への高い好感度が、これだけの客を集めたと、私は思う。
誰がどこで、いつ、誰を待っているのか。
何もわからない世界に、身を一つおいて、不安、懐疑、希望、それぞれ、わかりやすいお芝居であった。
最近大阪では流行になっているかのような、スタンディングをする客もおらず、高笑いをする客も目立たず、客席もそれなりに落ち着いたいい雰囲気。
やはり、いい舞台はいい客を育てるということだ。
終演後、荒川良々を会場で見つけた。
どっしりとした雰囲気で、立派になったなぁ。
4月22日 19時 B列-1番
ゴドーを待っている人がいる。
では、その時、待たれているゴドーの気持ちはどうなんだろう。
という、お芝居。
不条理劇を現実に戻そうとするのか、舞台上ではかなりリアル。
そこのところは一人芝居を延々と二時間にわたって演じきった大倉孝二の力によると思う。
劇場は、「えっ」と思うほど、地味な演目にして満席。追加公演もするくらいだ。
瀬戸朝香とテレビでドラマをしていた、そんな大倉の認知度なのか、あるいはケラ人気なのか。
どんな役でも律儀にこなす、大倉孝二への高い好感度が、これだけの客を集めたと、私は思う。
誰がどこで、いつ、誰を待っているのか。
何もわからない世界に、身を一つおいて、不安、懐疑、希望、それぞれ、わかりやすいお芝居であった。
最近大阪では流行になっているかのような、スタンディングをする客もおらず、高笑いをする客も目立たず、客席もそれなりに落ち着いたいい雰囲気。
やはり、いい舞台はいい客を育てるということだ。
終演後、荒川良々を会場で見つけた。
どっしりとした雰囲気で、立派になったなぁ。
4月22日 19時 B列-1番
ひさびさの小劇場 ― 2013年01月23日 13:17
京都北大路の「アトリエ劇研」で観劇。
30人も入れば一杯になる客席の設定で、辻企画「不埒なまぐろ」を観る。
そもそも、アトリエ劇研は、以前の「アートスペース無門館」と呼ばれていたころに一度行ったきりで、20年ぶりぐらいかもしれない。
お芝居そのものは、若さというか、情熱のあふれる作品で、心と体が満たされない女が、男への愛情をぶつけるというもの(たぶん)。
その表現は演劇的で、リアルというか、本物の裸の男を舞台に上げ、女と肉弾戦を繰り広げるというもの。
脱ぐ必要があったのかどうか、ま、あったんだから脱いだと思うけど。
でもまっすぐに表現しようという心意気は良いと思う。
観劇後は一乗寺まで歩いて、叡山電車で出町柳経由で大阪へ。
30人も入れば一杯になる客席の設定で、辻企画「不埒なまぐろ」を観る。
そもそも、アトリエ劇研は、以前の「アートスペース無門館」と呼ばれていたころに一度行ったきりで、20年ぶりぐらいかもしれない。
お芝居そのものは、若さというか、情熱のあふれる作品で、心と体が満たされない女が、男への愛情をぶつけるというもの(たぶん)。
その表現は演劇的で、リアルというか、本物の裸の男を舞台に上げ、女と肉弾戦を繰り広げるというもの。
脱ぐ必要があったのかどうか、ま、あったんだから脱いだと思うけど。
でもまっすぐに表現しようという心意気は良いと思う。
観劇後は一乗寺まで歩いて、叡山電車で出町柳経由で大阪へ。
蜷川 シンベリン ― 2012年05月09日 07:21
梅田、ドラマシティで「シンベリン」を観た。
原作:シェイクスピア 演出:蜷川幸雄
水曜 マチネ 千秋楽
客層は中年女性が圧倒的に多い。
どことなく浮かれ気分で、ざわざわしている客席。
飛び上がるほどの感動はなかったと思うけど、最後はスタンディングオベーション。
前が見えないって。
お話のテーマは「情けは人のためならず」といったところかしら。
それにしても、もったいない役者の使いかたで、こういうことができるのが、文化功労者なのねえ。
もう、終わったから言っても良いと思うけど、特に鳳蘭は、後半、ほとんど出てこなかったよ。
窪塚洋介はイタリアの、ちょっといかれた金持ちの息子という雰囲気がぴったりで、今回のお芝居で、私が一番、気に入ったところ。
阿部寛は声を枯らせてしんどうそうで、こちらはお気の毒。
私の後ろに座った女性が、しきりに鞄の中をごそごそしなかったら、もっと良かったけど。
全体としてはよくできたお芝居でした。




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